【放射線部の紹介】

 放射線(X線・ガンマ線など)を用いて、単純撮影・乳房撮影・骨密度測定、X線TV撮影・CT撮影・血管撮影・MRI撮影・核医学検査(体外計測:SPECT・PET/CT)などの診療を行う部門で、主に放射線専門医、診療放射線技師、看護師、臨床工学技士、臨床検査技師も含めてチームを作ります。放射線治療は行っていません。
 当放射線部は、技師長、副技師長、係長2名、副主任3名、放射線技師15名、助手2名、総勢24名。17の装置と現像・画像解析などの付随装置を有し、64列のMDCTや県内初のPET/CTセンターが開設され2台のPET/CTが稼動しています。

主な放射線機器


デジタル乳房用X線撮影システム

乳房のX線撮影のことをマンモグラフィと呼んでいます。
乳房は柔らかいので、専用の装置で乳房を撮影します。
癌によるわずかな変化を写し出すためにきちんとした体位をとり、圧迫をしっかりすることが必要です。
また当院では、この撮影装置の他に、病変の位置を特定する装置(ステレオロックⅡ・DSM)と組織を採取する装置を導入しました。このシステムを使用して、マンモグラフィでしかわからない小さな病変をねらって組織生検(マンモトーム生検)を行なうことが可能です。


2008年(財)JKA補助物件
日立メディコ社製:M-ⅣSelenia

マンモトームの原理




骨密度測定装置

 骨粗鬆症は骨のカルシウム量が少なくなり、骨がもろくなる病気です。加齢や生活習慣などによって、骨の新陳代謝のバランスが崩れるために起こります。特に女性は閉経後に女性ホルモンが減少することで、骨粗鬆症になりやすいとされています。骨粗鬆症の初期段階は自覚症状もなく、骨折して初めて気付く場合も多くあります。

骨粗鬆症の診断には骨密度測定が行われます。腰椎や大腿骨で検査をします。色々な測定方法がありますが、当院では精度の高いDXA法を用いて検査を行っています。薄着のまま簡単に検査を行うことができます。腰痛や骨折の予防に早めに検査を受けましょう。


HOLOGIC社製(米国):
Discovery A
(平成25年5月 装置更新)


MRI装置 
1.5テスラ MRIシステム

MRI検査は磁場と電波を利用し、任意の断面の撮影を行なうことができる検査です。
通常のX線撮影などでは見えにくい脊髄、軟骨、靭帯などを描出することができます。また、造影剤を使わずに血管を描出できることも特徴のひとつです。
当院では2台のMRI装置で、脳、腹部、乳腺、整形外科領域など様々な部位の検査を実施しております。

検査は20分〜40分程トンネルの中に寝ていただきます。当院では従来装置よりトンネルの直径が10cm広いタイプを導入しています。
検査中は「トントン…」と連続的に大きな音がしますが、耳栓やヘッドホンを使用しています。マイクや連絡用ブザーでいつでも検査担当技師を呼ぶことが出来ますのでご安心ください。また、非常に強い磁場を使用していますので、体の中に金属を装着されている方は検査を受けることができない場合があります。


シーメンス社製:
MAGNETOM Avanto SQ18


GE社製:
Optima MR450w


核医学装置 
デジタル ガンマカメラ システム

放射性同位元素を含むお薬を患者さんに注射しますと、お薬は血流にのって臓器に取り込まれます。そして、臓器から放射されるガンマ線をガンマカメラを用いて計測し、お薬(放射性同位元素)の体内分布から目的臓器の働きや形態を調べます。
脳の血流状態や働きを調べることで、脳梗塞や脳出血などの血管障害、認知症やてんかんなどの診断、狭心症や心筋梗塞などの心筋血流や肝機能評価・骨や軟部組織などの全身撮影などに用いられています。


シーメンス社製:
Symbia.E


全身用X線CT装置 
64列マルチスライスX線CT装置

マルチスライスCTは、1回転で複数のデータを収集する装置です。
当院に導入されている64列CT装置は、1回の息止めで広範囲を短時間に撮影でき、高齢者や小さな子どもでも楽に鮮明な画像を得ることができます。また、心臓(冠動脈)の検査も、心拍変動を最小限に抑えた画像を得ることができ、冠動脈の狭窄やバイパス術後の評価が可能です。
薄いスライス厚で撮影することにより、さまざまな角度の断層面や三次元画像(3D)を作成することができます。胸部疾患、腹部疾患、頭部・腹部の血管に至るまで全身の検査を行なっています。


東芝メディカルシステムズ社製:
Aquilion/64


全身用X線CT装置 
16列マルチスライスX線CT装置

当院に導入されている16列CT装置は、64列に比べると撮影時間は少し長くなりますが、薄いスライス厚で広範囲の撮影を1回の息止めで撮影できます。
脳(脳梗塞、脳出血など)、頭頚部疾患、胸部疾患、骨領域、CT下針生検などの検査を行なっています。


東芝メディカルシステムズ社製:
Aquilion/16


デジタル血管撮影装置 

当院の血管撮影室には,検査に合わせた専用装置が2台設置されております。

デジタル頭腹部血管X線撮影システム

血管撮影とはX線透視像や血管造影像を観察しながらカテーテルと呼ばれる細い管を血管に挿入し、目的の疾患を検査したり、治療を行なうことをいいます。   
詰まった血管を広げたり、出血した血管をつめて止血を行なったり、腫瘍を死滅させるなどいわゆるIVR治療も行なっています。


東芝メディカルシステムズ社製:
Infinix Celeve-i IFNX-8000V

腹部大動脈瘤ステントグラフトアニメーション


デジタル心臓血管X線撮影システム 
(バイプレーン方式)

心臓や心臓栄養血管(冠動脈)にカテーテル(特殊な細いプラスチックの管)を誘導し、心臓内の圧や血液の酸素濃度を測定・分析したり、造影剤を注入してX線撮影し、心臓の血流状態や形、心室・心房と弁の動きを調べたりする「心臓カテーテル検査」をおこないます。冠動脈に狭窄が確認された際は、狭窄部にステント(血管を広げるための、金属でできた網目の筒)を留置するなどの治療も行なっています。


東芝メディカルシステムズ社製:
Infinix Celeve-i IFNX-8000V
(Biplain)

 

デジタル一般撮影システム 

胸部・腹部・腰椎・手・足の検査を行なう装置です。
従来の装置に比べ、フィルタ操作を行いながら検査をおこなうため、より高精度の画像を提供でき、さらに被曝低減も実現されています。
1枚の画像に下肢全長を撮影するために立位撮影台や寝台など、患者さんが移動しなくても装置が上下しながら検査を行ないます。
 
下肢全長撮影


東芝メディカルシステムズ社製:
RADREX-i

 

デジタルX線テレビ システム
デジタル多目的X線テレビ システム

 
非血管系IVR、血管造影検査など、多様な検査に対応できます。
受像系のFPDサイズは43cm×43cmと広い視野ですので、目的部位が効率よく検査でき、透視時間の削減につながります。
寝台の乗り降りが簡単(踏台無しでも降りられます)
 
オーバーチューブ・アンダーチューブ切り替えが可能


東芝メディカルシステムズ社製:Ultimax 80

 

デジタルX線テレビ システム

主に消化管造影検査、
検査台は、床上52cmまで下降しますので、患者さんの負担も大幅に軽減します。
寝台の乗り降りが簡単(踏台無しでも降りられます)
 
 
 


東芝メディカルシステムズ社製:ZEXIRA


PET/CT装置

PET/CT検査は主にがんの診断に用いられています。がん細胞は正常細胞の3〜8倍のブドウ糖を消費します。PET検査はその性質を利用しブドウ糖に似た放射性薬剤を静脈に注射し、その集まり具合を調べます。
PET/CT装置は組織の機能を画像化するPET検査と、臓器の形態を画像化するCT検査を同時に行なうことができる装置です。PETの画像とCTの画像を重ね合わせることにより、がんの存在部位を明確にすることができ、より正確な診断を行なうことができます。現在は2台のPET/CT装置で検査を行なっています。


GE社製:
Discovery LS



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